とらりもん - MODISデータの前処理(L3編) Diff
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!!モザイク処理(複数のtileデータをつなぎ合わせる)
モザイク処理はMODISのtileを複数枚用いる際に行います。
tileが1枚の場合必要ありません。
コマンドラインでモザイク処理をするにはMODISToolのコマンドであるmrtmosaicコマンドを用います。
例として以下のスクリプトを挙げます。
#!/bin/sh
# this script is to mosaic MOD09A1(MODIS SURFACE REFLECTANCE 8-day L3 GLOBAL 500M SIN GRID V004)
# this script needs MODIS Reprojection Tool
# 2006_0619 T.Koyanagi make
# usage ./mosaic.sh
DOY=`ls MOD09A1.A200*h29v05* |sed 's/\./ /g'| awk '{print $2}'|sed 's/A//g'`
for i in $DOY ;do
ls | grep MOD09A1.A${i} >>list.txt
mrtmosaic -i list.txt -s 111100 -o MOD09A1.A${i}.mosaic.hdf
# "mrtmosaic" is MODIS Reprojection Tool's comand
# "-s" is option to sellect mosaicing bands : "1" is mosaiced, "0" is not mosaiced
# this script is mosaicing for band1, band2, band3, band4
rm list.txt
done
mrtmosaicに必ず必要なオプションは、-i(input file name)と-o(output file name)です。
-iの引数にはモザイクをしたいMODISファイルのリストが必要です。
listの例:
MOD09A1.A2007001.h22v03.005.2007080223209.hdf
MOD09A1.A2007001.h23v03.005.2007080221314.hdf
MOD09A1.A2007001.h23v04.005.2007079223513.hdf
MOD09A1.A2007001.h24v02.005.2007080215033.hdf
-oの引数は自分の好きな名前をつければよいです。
-sはモザイクするbandを選択するオプションです。
0はモザイクをしない、1はモザイクをするという意味です。
MOD09A1で-s 1101とした場合、band1,2,4をモザイクし、band3はモザイクしないということになります。(bandの並び順はMODISToolをGUI起動した際の、bandのところの順番と同じです。MODISToolをGUI起動するにはコンソールにModisToolと打ち込みます。)
!!リプロジェクション(投影法変換)
MODIS高次プロダクトの地図投影法は、整数化正弦曲線(Integerized Sinusoidal (ISIN))というマニアックな投影法です。これを自分の使いたい投影法に直す作業は一見大変なように思えます・・・が、実際にはモザイク同様にMODISToolであっという間です。hdfフォーマットには各ピクセルの緯度経度情報が付加されているため、最短距離法(Nearest Neighbor)などでリサンプリングすれば、この問題はクリアできます。
!!クオリティーチェック(QC除去)
どのプロダクトにも共通して、「観測されたデータ」と「Quality Control Flagデータ(以下、QC)」があります。QCデータとは何かといえば、観測データの精度を表すデータです。この精度は、MODIS観測条件の良し悪しで決まります(例えば、雲がなければ高精度で雲があれば精度は落ちる・・・)。研究でMODISデータを使うためには、QCデータを使って観測データの精度をチェックして、精度が悪いピクセルは除去する、という作業が必要です。
モザイク処理はMODISのtileを複数枚用いる際に行います。
tileが1枚の場合必要ありません。
コマンドラインでモザイク処理をするにはMODISToolのコマンドであるmrtmosaicコマンドを用います。
例として以下のスクリプトを挙げます。
#!/bin/sh
# this script is to mosaic MOD09A1(MODIS SURFACE REFLECTANCE 8-day L3 GLOBAL 500M SIN GRID V004)
# this script needs MODIS Reprojection Tool
# 2006_0619 T.Koyanagi make
# usage ./mosaic.sh
DOY=`ls MOD09A1.A200*h29v05* |sed 's/\./ /g'| awk '{print $2}'|sed 's/A//g'`
for i in $DOY ;do
ls | grep MOD09A1.A${i} >>list.txt
mrtmosaic -i list.txt -s 111100 -o MOD09A1.A${i}.mosaic.hdf
# "mrtmosaic" is MODIS Reprojection Tool's comand
# "-s" is option to sellect mosaicing bands : "1" is mosaiced, "0" is not mosaiced
# this script is mosaicing for band1, band2, band3, band4
rm list.txt
done
mrtmosaicに必ず必要なオプションは、-i(input file name)と-o(output file name)です。
-iの引数にはモザイクをしたいMODISファイルのリストが必要です。
listの例:
MOD09A1.A2007001.h22v03.005.2007080223209.hdf
MOD09A1.A2007001.h23v03.005.2007080221314.hdf
MOD09A1.A2007001.h23v04.005.2007079223513.hdf
MOD09A1.A2007001.h24v02.005.2007080215033.hdf
-oの引数は自分の好きな名前をつければよいです。
-sはモザイクするbandを選択するオプションです。
0はモザイクをしない、1はモザイクをするという意味です。
MOD09A1で-s 1101とした場合、band1,2,4をモザイクし、band3はモザイクしないということになります。(bandの並び順はMODISToolをGUI起動した際の、bandのところの順番と同じです。MODISToolをGUI起動するにはコンソールにModisToolと打ち込みます。)
!!リプロジェクション(投影法変換)
MODIS高次プロダクトの地図投影法は、整数化正弦曲線(Integerized Sinusoidal (ISIN))というマニアックな投影法です。これを自分の使いたい投影法に直す作業は一見大変なように思えます・・・が、実際にはモザイク同様にMODISToolであっという間です。hdfフォーマットには各ピクセルの緯度経度情報が付加されているため、最短距離法(Nearest Neighbor)などでリサンプリングすれば、この問題はクリアできます。
!!クオリティーチェック(QC除去)
どのプロダクトにも共通して、「観測されたデータ」と「Quality Control Flagデータ(以下、QC)」があります。QCデータとは何かといえば、観測データの精度を表すデータです。この精度は、MODIS観測条件の良し悪しで決まります(例えば、雲がなければ高精度で雲があれば精度は落ちる・・・)。研究でMODISデータを使うためには、QCデータを使って観測データの精度をチェックして、精度が悪いピクセルは除去する、という作業が必要です。