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最終更新日:2022/02/25  

EC33581   流域計測工学

2.0 単位, 3 年次, 秋AB 月5,6
奈佐原 顕郎, 内田 太郎, 山川 陽祐

授業概要

防災・農林業・国土保全・水資源管理などを「流域」で考える上で, 光, 水, 植生, 地形などに関する基本的なデータが必要である。本講義では, これらについて, 地上・航空機(ドローンを含む)・人工衛星を組み合わせた各種の計測法を学ぶ。物理学的背景, 原理, 実際の操作, データ解析, 観測計画について理解を深める。

備考

「水理水文学」(EC33141)または「水文学」(EC33581)を修得済みの者は履修できない。
その他の実施形態

授業方法

講義

学位プログラム・専門コンピテンスとの関係

1. 体系的な専門知識

授業の到達目標(学修成果)

1. 体系的な専門知識: 流域における計測法, 特に衛星リモートセンシング(合成開口レーダー), レーザープロファイラー, テンシオメータ・土壌水分計の基礎知識。

キーワード

授業計画

自然災害対策や生態系サービスの保全・管理は, 基本的に流域単位で行われる。流域の環境に関する計測手法はその基盤である。本講義では, そのうち衛星リモートセンシングと河川・渓流・土壌の水文環境に関する技術体系を基礎から学ぶ。なお, 以下の計画は, 状況によって変わる可能性がある。

第1回 (奈佐原) 衛星リモートセンシング(1)
第2回 (奈佐原) 衛星リモートセンシング(2)
第3回 (内田) 流域の監視・観測とその活用(1)
第4回 (内田) 流域の監視・観測とその活用(2)
第5回 (内田) 流域の監視・観測とその活用(3)
第6回 (山川) 地中水挙動の観測(1)
第7回 (山川) 地中水挙動の観測(2)
第8回 (山川) 地中水挙動の観測(3)
第9回 (奈佐原) 衛星リモートセンシング(3)
第10回 (奈佐原) 衛星リモートセンシング(4)

講義の中で、適宜実際の計測(防災のため空中写真判読、水文観測など)について実習を行う。

履修条件

きっちり予習復習をすること。
春A「流域保全学」, 春B「砂防学」、春C「森林水文・砂防学実習」と深く関連しているので、これらを履修すること。
数学と物理学の基礎は必須である。「基礎数学I, II」「物理学I, II」「流れの科学」「水理学」「土の物理学」「実用解析II」を履修すること。

成績評価方法

レポート課題およびテストによる。

学修時間の割り当て及び授業外における学修方法

教材・参考文献・配付資料等

1. 砂防の観測の現場を訪ねて1 ~土砂災害を知るための観測~ https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/search/?q=9784990500016
2. 宇宙からの地球観測 ―地球物理量の計測原理 https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/search/?q=9784501334505
3. 水文地形学 : 山地の水循環と地形変化の相互作用 https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/search/?q=4772240039

オフィスアワー等(連絡先含む)

奈佐原 顕郎  
nasahara.kenlo.gw@u.tsukuba.ac.jp http://pen.envr.tsukuba.ac.jp/~nishida/
内田 太郎  
uchida.taro.fw@u.tsukuba.ac.jp
山川 陽祐  井川演習林 
yamakawa.yosuke.ga@u.tsukuba.ac.jp

その他

詳細はmanabaを通じて告知する。
manabaを連絡等に用いる。

他の授業科目との関連

ティーチングフェロー(TF)・ティーチングアシスタント(TA)