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CR10・CR1000

CR10

  • Campbell社のデータロガー
  • リチウム電池内蔵。 外部電源からの供給がなくなっても、一定の取得データを記憶している。
  • データは、時間毎の連続データです。順次、古いデータは破棄され、新しいデータを記憶する。
  • プログラムの作成はPCで行う。
  • プログラムをデータロガーに送信後はプログラムに従ってPC接続なしで自動でデータを取得してくれる。
  • データ回収にはPCとの接続が必要。
  • 内部時計用のリチウムコイン型電池は数年に一度は交換したほうが良い。
  • Differential Channelなら6個測定可能

CR10設置

  • 構成
    • 本体: CR10X
    • 電源: 12V …専用のバッテリーから12Vの電源を供給する。(12V供給できれば専用のバッテリーでなくても可)
    • RS232Cケーブル (CR10用の光同期できるケーブルだとPCと常時接続で時刻修正が可能)
CR10X---(接続)---バッテリー(12V)---(接続)---AC電源(コンセント)
  |
(接続)RS232Cケーブル----制御PC

PC208W: 有償ソフトウェア Windows7に未対応 → LoggerNetのみ対応(2014/05/19現在)

  • 対応OS:Windows 3.1/95/98/NT/2000/XP
  • 対応データロガー:CR500, CR510, CR10(X), 21X, CR23X, and CR7
  • インストールとロガーの追加
    • PC208Wをインストール
      • 解凍する。
    • PC208Wを実行する。
      1. 左のアイコン「Setup hardware connection」を押す。
      2. 「Add COM Port」を押して、接続したCR10のCOMポートを選択する。
      3. 「Add Device」を押して、「CR10X Datalogger」を選択。接続するCOMポートを選択して「OK」
      4. データロガーの名前を入力して、「Save Edit」これで設定終了。
  • プログラミング
    • EDlogでプログラミングする。
      1. PC208Wの左から4番めのアイコン「Edit datalogger program with Edlog」を押す。
      2. 「File」-「New」-「CR10X」-「OK」
      3. Exection Interval;灰色の部分にカーソルを合わせて測定する間隔(秒)を入力。1秒毎サンプリングなら「1」を入力。
      4. Instruction番号を入力してプログラミングする。番号はマニュアル参照。
      5. Instruction番号「2」を押して「Enter」。:Differential ChannelのVolt計測の場合
        1. : 「数字」: Reps 順番に1〜「?」番まで測定するか入力。
        2. : 「数字(マニュアル参照)」:測定レンジを入力する。
        3. : 「数字」: 何番目のCHに接続するか入力。Differential Channelなので1〜6まで
        4. : 「アルファベット」: 計測器の名前が表示される。自分で入力CHごとに名前をつけることができる。「Edit」→「Input label」で編集可能。
      6. Instruction番号「92」を押して「Enter」。:出力動作を設定
        1. : 「数字」: Minutes 1分ごとなら「0」を入力。
        2. : 「数字」: Interval 1分ごとなら「1」を入力。
        3. : 「30」: Then do
      7. Instruction番号「86」を押して「Enter」。:Do 動作の設定(旗を立てる)。
        1. : 「10」: Set Output Flag High
      8. Instruction番号「77」を押して「Enter」。:出力の日付形式を設定
        1. : 「1110」: Year,Day,Hour/Minute(Midnight=0000)
      9. Instruction番号「77」を押して「Enter」。:瞬時値を出力する場合。
        1. : 「数字」: 順番に1〜「?」番まで出力するか入力。
        2. : 「数字」: Loc[CHの名前が表示される] 何番から出力するか入力。
      10. Instruction番号「71」を押して「Enter」。:平均値を出力する場合。
        1. : 「数字」: 順番に1〜「?」番まで出力するか入力。
        2. : 「数字」: Loc[CHの名前が表示される] 何番から出力するか入力。
      11. Instruction番号「86」を押して「Enter」。:Do 動作の設定(旗を下ろす)。
        1. : 「20」: Set Output Flag Low
      12. Instruction番号「95」を押して「Enter」。:End 終了。
    • saveする。
  • CR10Xに接続してプログラムを送る。

PC200W:無償ソフトウェア

  • 制御
  • 対応データロガー:CR200(X) Series,CR800/CR850,CR1000,CR3000,CR5000,CR7X,CR9000X,CR500,CR510,CR10(X),21X,CR23X
  • プログラミング
    • SCWinでプログラミングする。
    • 下のCR1000のプログラミングを参照

LoggerNet: 有償ソフトウェア ver.4.0以降からWindows7に対応

  • 対応OS:Windows 7 (32 and 64 bit), Vista, XP, 2000
  • 対応データロガー:CR200(X) Series,CR800/CR850,CR1000,CR3000,CR5000,CR7X,CR9000X,CR500,CR510,CR10(X),21X,CR23X,CR9000

CR1000

  • Campbell社のデータロガー
  • リチウム電池(CR1000用TL-59025)内蔵。 外部電源からの供給がなくなっても、一定の取得データを記憶している。
  • データは、時間毎の連続データです。順次、古いデータは破棄され、新しいデータを記憶する。
  • プログラムの作成はPCで行う。
  • プログラムの送信後はプログラムに従って自動でデータを取得してくれる。
  • データ回収にはPCとの接続が必要。
  • PCと常時接続可能な場合は、自動データ回収が可能。
  • Differential Channelなら8個測定可能

仕様

http://www.weather.co.jp/csi/CR1000.htm

CR1000設置

  • 構成
    • 本体: CR1000
    • 電源: 12V 専用のバッテリーから12Vの電源を供給する。(12V供給できればなんでも可)
    • RS232Cケーブル(または、SC_USBケーブル)
CR1000---(接続)---バッテリー(12V)---(接続)---AC電源(コンセント)
  |
(接続)RS232Cケーブル----制御PC
    • SC_USBケーブル(CR1000/CR10用の光同期できるケーブルRS232Cケーブル。自動時計合わせが可能。)
      • PEN:/usr/local/PEN/bin/soft_Win/Campbell_SC_USB/Sc_usb.exeを実行する。
      • SC_USB Driverを選択してインストールする。
      • その後、SC_USBケーブルをPC側「USB」ポートに接続する。→自動でドライバ検出
      • CR1000側「CS I/O」ポートに接続する。

CR1000の制御(PC200W)

  • PC-200W (Windows版フリーソフト)を下からダウンロードして使用する。
  • PEN:/usr/local/PEN/bin/soft_Win/PC200W にもファイルをおいてある。
  • PC200W.EXEを実行する。
    • 左の絵から使用するデータロガー(CR1000)を選択。
  • プログラミング
    1. PC-200Wでプログラミングする。
    2. PC-200Wを起動。
    3. 上部ツールバーの時計のようなアイコン(Create Program via Short Cut)をクリック。
      • 初めてShort Cutを起動した時は,“AC Noise Rejection.”の選択が必要。西日本なら“60 Hz”;東日本なら“50 Hz”を選択する。次に“Sensor Support.”の選択。“Campbell Scientific, Inc.”を選択。
    4. 「New Program」をクリック
    5. 使用するデータロガー(CR1000)を選択する。
    6. Scan Interval;測定する間隔(ミリ秒、秒、分)を選択。10ミリ秒から1440分まで入力可能。
    7. 制御する機器を選択する。PARセンサの場合は「Generic Measurements」ー「Differential Voltage」ー「→」
    8. 「How many Differential Voltage sensors do you want to add?」と聞いてくるので、使用したいPARセンサの数(1〜8)を入力する。
    9. 測定レンジを選択する。使用するPARセンサのメーカーによってレンジが異なるので、適切なレンジ(5000mV, 2500mV, 250mV, 25mV, 7.5mV, 2.5mV)を選択する。複数メーカーを使用するときはAutoRangeが便利。
    10. 「Measurement Integration」を選択する。これは1回の測定時間のことである。(FastかReject xxHz Noiseを選択)Fast(250us)で測定したい場合は選択する。slowでよい時は、使用する地域のHzに合わせる。
    11. 「OK」をクリック。
    12. 右側のSelectedの表に測定するセンサが表示される。
      • それぞれのセンサの設定(レンジなど)を変更したい時は、センサを選択して「edit」を押す。
      • センサの測定を取り消したいときは、そのセンサを選択して「Remove」を押す。
    13. 「Next」を押す。
    14. 記録方法の選択をする。
      1. 左表Selected Sensorsから記録したいセンサを選択して(マウスで1度の複数センサを選択可)
      2. 平均が欲しければ「Average」を押す。
      3. 続けて、最大値が欲しければ「Maximum」、最小値が欲しければ「Minimum」を押す。
      4. 続けて、瞬時値が欲しければ「Sample」を押す。
      5. 続けて、標準偏差が欲しければ「StdDev」を押す。
      6. 右表Selected Outputsに情報が表示される。出力値を異なるTableにするときは、「Table2」をクリックして情報を入力する。「Table2」以上の追加Tableが必要な時は、「Add Table」をクリックする。
      7. 記録(出力)する間隔(ミリ秒、秒、分、時、日)を設定する。10ミリ秒から1日まで入力可能。
      8. 「Finish」をクリック
    15. 作成したプログラムのファイル名を入力して「保存」をクリック。
    16. 間違いなく作成できていれば、プログラムが保存された場所が表示される。
    17. CR1000にプログラムを送るかどうか聞いてくるので「send」を押す。
      1. 後で送る場合は、「Cancel」を押す。上部ツールバーの時計のようなアイコン(Create Program via Short Cut)をクリック。「Open Program」をクリックして、作成したプログラムを選択。設定を変更する必要がなければ「Finish」を押して、上と同様に操作し、「Send」する。

ネットワークモジュール (NL116)

  • NL116をCR1000に接続してネットワーク接続できるようにするためには,まず,CR1000のOS (ファームウェア) とLoggerNetを最新バージョンにする。

CR1000のOS (ファームウェア) をバージョンアップする

  1. CR1000のOS (ファームウェア) のバージョンがver.4以上であることを確認する。
  2. CR1000のOSがver.4以上でなければ,Campbellのサイトにアクセスして,CR1000用の最新OSを選ぶと,メールでダウンロードサイトのリンクが送られてくるので,そこから,exeファイルをダウンロードする。
    • 注: ver.28より古いバージョンからアップグレードすると、データロガーのCPUドライブがリセットされます。これは,ファイルシステムの形式がFAT16からFAT32に変更されたためです。アップグレードすると,CPUドライブはFAT32にフォーマットされるので,CPUドライブに保存および実行されているプログラムはすべて失われてしまいます。必ず,直接CR1000とPCをRS232Cで接続した状態で,行ってください。実行する前には,DevConfigのバックアップユーティリティを使用したバックアップを必ずすること。
  3. exeファイルをダブルクリックする。「This files were successfully installed.」と表示されれば,無事インストール完了。
  4. OSは,「C:/Campbellsci/Lib/OperatingSystems」に保存されている。
  5. 最新版LoggerNetが入ったPCをCR1000にRS-232Cで直接つなぐ。LoggerNet4.3の場合は,「LoggerNet4.3を4.5にアップグレードする」を行う。
  6. LoggerNetを起動。
  7. Device Configuration Utilityを選択して起動。
    1. まず,「CR1000」を選択。次に,左欄のCommunication Portから,CR1000に対応するCOMポートを選ぶ。そして,「Connect」を押す。
    2. 上のメニューバーから「Buckup」をクリック。「Buck up Datalogger」を選択。「Next」->「Next」->「Finish」。「Disconnect」を押す。
    3. CR1000の電源をOFFにする。右のタブメニューから「Send OS」を選択。「Start」をクリック。新しい「OS」を選択 (C:/Campbellsci/Lib/OperatingSystemsにある)。CR1000の電源をONして,「Start」。これで,新しいOSがCR1000に送信される。2,3分かかるので,しばらく待つ。
    4. 元のバージョンのOSに戻したいときは,「Backup」から「Restore Datalogger」を選択して,既にバックアップしたzipファイルを選び,「Next」->「Finish」。

LoggerNet4.3を4.5にアップグレードする

  • LoggerNet4.3から4.5へのアップグレード用のパッチはキャンベルのWebからダウンロード可能。(2018/09/19現在)
  • LoggerNet Patch v.4.5 (310 MB) 08-18-2017
  • https://www.campbellsci.com/loggernet
  • パッチを入ればWindows10対応となる。

NL116をCR1000に取り付ける

  1. CR1000のデータを回収する。
    • データが消えてしまう可能性があるので,まず,これまで取得していたデータを回収する。
  2. CR1000の電源を落とす。
  3. NL116をCR1000に取り付ける。
  4. LANケーブルをNL116のLANポートに取り付ける。
  5. CR1000の電源を入れる。
  6. FAT32にフルフォーマット済みのCFカードを入れる。
  • CFカードは,Industrial gradeのSLC (Single-Level Cell) 保存形式のものを使用すること。
  • ちなみに,Campbellでは,FMJのインダストリアルモデルのみが動作確認テストパスしたと,これの使用を推奨しています (例: CFV-4GB-TSI-3522, CFV-16GB-TSI-3524)。Trancend 256MB industrial type (FAT32フォーマット) を試してみたら,使えていますが,ご使用は自己責任でお願いいたします。

CR1000にネット接続に関する設定をする

  1. PCをCR1000にRS232Cでつなぐ
  2. LoggreNetのDevice Configuration Utility (DevConfig) を開く
  3. 「Device Type」で「CR1000」を選ぶ。Communication Port,Band Rateを設定する。
  4. CR1000に接続する。「Connect」
  5. 「Ethernet」タブを開き,IPアドレス,サブネットマスク,ゲートウェイIPアドレスを設定する。

LoggerNetの設定1

  1. LoggerNetのSetupスクリーンでAddRootを選択してIPPortを選択後,作成されたIPPortに対してPackBusポートを追加,そのPackBusポートにロガーを追加して,IPPortに対してIPアドレスとポート番号 (6785) を入力する。
  • 私は,設定1で設定したけれど,マニュアルを読んだら,設定2でも出来るらしい。こんどやってみよう…。

LoggerNetの設定2

  1. LoggerNetのSetupスクリーンのEZ Viewを開き,「Add」->「Next」。CR1000を選択して「Next」
  2. 先程設定したCR1000のIPアドレスとポート番号 (例: 192.168.0.100:6785) を入力して「Next」
    • CR1000のデフォルトポート番号は,6785。
  3. 「Next」を何回か押す。「Finish」

接続の確認

  1. LoggerNetのConnectスクリーンで接続できたらOK!

CFカードにデータを保存するためのプログラミング

  • DataTableを定義する。
  • DataTable()で始まり,EndTableで終える。
  • CardOut()がCFカードにデータを保存するという指示。
例: NL116のマニュアルより
DataTable(FiveMin, 1, -1)
    DataInterval(0, 5, Min, 10)
    CardOut(0, -1) ...0はCFカードがいっぱいになったら上書きするという指示。
    Minimum(1, batt_volt, FP2, 0, False)
    Sample(1, PTemp, FP2)
EndTabla

NL116のLED点灯・点滅の意味

LED 意味 対処
赤点灯 CFカードフォーマット中 触らない
赤点滅 CFカードにアクセス中 触らない
緑点灯 CFカード抜き差しOK カード交換
橙点灯 エラー 別のカードを試す
橙点滅 CFカードに書き込む前にメインメモリーが上書き (変更) された カード交換

プログラムを入れ替える

  1. CFM100の白いボタンを押して、LEDが緑になった後既存のCFカードを抜く。
  2. CFカードが挿入されていない状況でプログラム(CR1)を送る「SEND」。
  3. FAT32にフルフォーマット済みの新しいCFカードを挿入。
  4. LEDの点滅が激しくチカチカし、落ち着くまで待つ。→だいたい5分くらいが目安です。

CFカードを入れ替える

  1. CFM100の白いボタンを押して、LEDが緑になった後, 既存のCFカードを抜く。
  2. FAT32にフルフォーマット済みの新しいCFカードを挿入。
  3. LEDの点滅が激しくチカチカし、落ち着くまで待つ。→だいたい5分くらいが目安です 。
Last modified:2020/10/21 21:21:17
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