画像解析入門: 準備
画像表示ソフト
まず, 画像を表示させるためのソフトが必要です。これも自力で作ってもいいのですが, さすがに世間には高機能のものがいっぱいあるし, 実はX-Windowシステム(Linuxのグラフィック画面を制御するシステム)は結構めんどくさいので, ここは既成のものを利用しましょう。といっても, フリーのもので十分です。私はLinux上で動くeogというソフトをよく使います。使い方は簡単で, たとえば"abc.jpg"という画像ファイルを表示するには
$ eog abc.jpg
とするだけです($はプロンプト)。インストールは,
$ sudo apt install eog
です。画面にいろいろ指示が出てきますが, 素直に従っていけばインストールが完了します。(特にいじる必要はありません。)
画像処理処理ソフト
この教育コンテンツであなたが自作する数々の機能は, 多くの画像処理ソフトには標準で入っています。従って, 自分の作ったプログラムがうまくいっているかを確認したり, 処理しきれなかったことを処理するために, 画像処理ソフトもあると良いでしょう。
商用・フリーを含めて代表的な一般用画像処理ソフトを挙げると,
- Adobe Photoshop ... 大御所。簡易廉価版もあるが, フルセットは10万円もする。Linuxでは使えない。
- GIMP ... フリーだけどPhotoshopに比肩する出来のソフト。Windows, Linuxなど多くの環境で使える。
- ImageMagick ... フリー。コマンドラインから操作する画像処理ソフト。処理を自動化したいときに便利。
ここではLinuxを想定して, GIMPとImageMagickを入れておきましょう。Ubuntu Linuxの場合のインストールは,
$ sudo apt install gimp imagemagick
です。
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