第9章のコメント

学生のリアクションペーパーから

問142で波動方程式が線形同次微分方程式であることを示すところがわからなかった。初めのとっかかりがわからなかった。

… 問75を参考にしてください。まず1つの解を仮定して, そのスカラー倍をひとつの関数とみなして微分方程式に代入し等号が成り立つことを確認する。次に2つの解を仮定して, その和をひとつの関数とみなして微分方程式に代入し等号が成り立つことを確認する。

波動方程式の導出過程で「おもりつきバネと同様に考える」という一文があった。この意味が理解できなかった。該当ページを見ても分からなかった。

… 微分や定数倍を演算子として括りだして因数分解したこと。その逆を考えるということです。

問158で空気の密度を求める際に、(分子量)÷(標準状態の体積)で求めようとしたのだが、教科書の答えと一致せず、考え方が間違っているのかを知りたい。標準状態とはみなせないということか。

… R=8.31 J/(mol K), n=1 molとして, P=1013 hPa, T=273 KのときはV=nRT/P=0.0224 m^3 = 22.4 Lですが, P=1000 hPa, T=300 KのときはV=nRT/P=0.02493 m^3 = 24.9 Lです。