シェルスクリプトの記述ルール（my rule）

• バージョン情報は

  ## 2008/03/26 ver. 0.1 Kenlo Nishida Nasahar

  のように書く。古い情報が上、新しい情報が下になるように。
• メモ情報は#ふたつ（##）で始める。
• オプション的な処理やobsoleteな処理のコメントアウトは#ひとつで。
• テキストファイル出力は、物理量の項目名の出力から始める。数値データだけのファイルを作らない。
• awkの$1, $2などは、いったん表意的な変数名の変数に格納してから処理する。
• 技巧的な記述を避ける。シンプルにわかりやすく。

文法メモ

• 標準出力を file1 に、標準エラー出力を file2に

  $ command 1>file1 2>file2

• 標準出力と標準エラー出力をまとめて file に書き出す場合は

   command >file 2>&1

  http://x68000.startshop.co.jp/~68user/unix/pickup?%A5%EA%A5%C0%A5%A4%A5%EC%A5%AF%A5%C8
  
• シェルスクリプトへの引数: 引数の数は$#
• if文

    if [ $# -lt 1 ]; then
     ...
    fi
  if test -f filename; then :; else echo "file not found"; fi
  if [ $USER != root ]; then echo "Become root\!"; fi
  

• ループ

  インデックスをインクリメントしながらループするには、forでなくwhileを使う：
  a=1; while [ $a -lt 100 ]; do echo $a; a=`expr $a + 1`; done
  

• スクリプトの終了

  exit 0

• ファイルの有無

  test -f filename

• 計算

  a=1
  a=`expr $a + 1`
  echo $a
  

TIPS

• テキストファイルの内容を（行の順序を）反転させる（論文リストの時間順の変更に便利!）:

  $ cat file.txt | awk '{print 9999-NR, $0}' | sort | cut -b 6-

• 変数名を別の変数で指定する

  $ a='$b'
  $ echo $a
  $b
  $ b=aaaaaaa
  $ eval "echo $a"
  aaaaaaa
  $ c=b
  $ echo $c
  b
  $ eval "echo \$$c"
  aaaaaaa