とらりもん - Linuxのコンソール Diff
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筑波大学農林工学系 奈佐原顕郎
!Linuxのコンソール
※作業環境は、Ubuntu-Linux 14.04を想定しています。
Linuxも、WindowsやMacintoshなどと同様に、GUI(graphical user interface)で様々な操作をすることができる(例えばウェブブラウジング、メール、画像編集、ワープロ、表計算、プレゼンソフトなど)が、Linuxの真価は、CUI (command user interface)にある。キーボードからコマンドを打ち込んで操作するのである。そのための環境を、コンソールとかターミナルとかコマンドプロンプトと呼ぶ。ここでは、Linuxのコンソールを出してみよう。
マウスで、画面左上角のアイコンをクリックする:
{{attach_view(Ubuntu_start.png)}}
出てきた画面に, キーボードでterminalと打ち込む:
{{attach_view(Ubuntu_terminal_start.png)}}
すると、上図のように, 端末と書かれたアイコン(左端のやつ)が現れる。こいつをクリック!
すると, 黒い画面が現れて,
s12345@2D202-p018:~$
というような表示が出る(ただし環境によって微妙に違う可能性がある)。ここに、いろんなコマンドをキーボードから打ち込むのである。
s12345@2D202-p018:~$はコマンド(命令)を待っているしるし(プロンプトという)。以下、プロンプトは$と略記する。$はコマンドの一部ではないので、以下の説明で打ち込む必要はない。
!!!!!問 この画面で、以下のようなコマンドを打ち込んでみよ:
$ date
$ free
$ df
それぞれ、以下のような結果になっただろうか?
$ date
2015年 5月 19日 火曜日 07:53:46 JST
これは日付や時刻を表示するコマンドである。
$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 507200 484608 22592 0 46748 95180
-/+ buffers/cache: 342680 164520
Swap: 4192956 34684 4158272
これはメモリの使用状況を表示させるコマンドである。メモリとは計算機のハードウェアの一部で、処理に必要な情報を一次的に保持する機能を持つ。計算機の仕事を人間のデスクワークに例えるなら、メモリは机の広さのようなものである。数字はキロバイト(kB)単位である。
$ df
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/sda2 34329036 2739940 29845244 9% /
varrun 253600 84 253516 1% /var/run
varlock 253600 0 253600 0% /var/lock
udev 253600 60 253540 1% /dev
devshm 253600 0 253600 0% /dev/shm
lrm 253600 34696 218904 14% /lib/modules/2.6.22-14-generic/volatile
/dev/sda1 39078080 13077968 26000112 34% /media/sda1
これはハードディスクの使用状況を表示させるコマンドである。ハードディスクとは、計算機が情報を保管するためのものである。メモリとの違いだが、メモリはあくまでそのときの処理に必要なデータを保持するものであり、それに対してハードディスクは、処理が終った情報や、当面は使わない情報までも保存するものである。先のデスクワークの例では、ハードディスクは本棚に相当する。
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!Linuxのコンソール
※作業環境は、Ubuntu-Linux 14.04を想定しています。
Linuxも、WindowsやMacintoshなどと同様に、GUI(graphical user interface)で様々な操作をすることができる(例えばウェブブラウジング、メール、画像編集、ワープロ、表計算、プレゼンソフトなど)が、Linuxの真価は、CUI (command user interface)にある。キーボードからコマンドを打ち込んで操作するのである。そのための環境を、コンソールとかターミナルとかコマンドプロンプトと呼ぶ。ここでは、Linuxのコンソールを出してみよう。
マウスで、画面左上角のアイコンをクリックする:
{{attach_view(Ubuntu_start.png)}}
出てきた画面に, キーボードでterminalと打ち込む:
{{attach_view(Ubuntu_terminal_start.png)}}
すると、上図のように, 端末と書かれたアイコン(左端のやつ)が現れる。こいつをクリック!
すると, 黒い画面が現れて,
s12345@2D202-p018:~$
というような表示が出る(ただし環境によって微妙に違う可能性がある)。ここに、いろんなコマンドをキーボードから打ち込むのである。
s12345@2D202-p018:~$はコマンド(命令)を待っているしるし(プロンプトという)。以下、プロンプトは$と略記する。$はコマンドの一部ではないので、以下の説明で打ち込む必要はない。
!!!!!問 この画面で、以下のようなコマンドを打ち込んでみよ:
$ date
$ free
$ df
それぞれ、以下のような結果になっただろうか?
$ date
2015年 5月 19日 火曜日 07:53:46 JST
これは日付や時刻を表示するコマンドである。
$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 507200 484608 22592 0 46748 95180
-/+ buffers/cache: 342680 164520
Swap: 4192956 34684 4158272
これはメモリの使用状況を表示させるコマンドである。メモリとは計算機のハードウェアの一部で、処理に必要な情報を一次的に保持する機能を持つ。計算機の仕事を人間のデスクワークに例えるなら、メモリは机の広さのようなものである。数字はキロバイト(kB)単位である。
$ df
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/sda2 34329036 2739940 29845244 9% /
varrun 253600 84 253516 1% /var/run
varlock 253600 0 253600 0% /var/lock
udev 253600 60 253540 1% /dev
devshm 253600 0 253600 0% /dev/shm
lrm 253600 34696 218904 14% /lib/modules/2.6.22-14-generic/volatile
/dev/sda1 39078080 13077968 26000112 34% /media/sda1
これはハードディスクの使用状況を表示させるコマンドである。ハードディスクとは、計算機が情報を保管するためのものである。メモリとの違いだが、メモリはあくまでそのときの処理に必要なデータを保持するものであり、それに対してハードディスクは、処理が終った情報や、当面は使わない情報までも保存するものである。先のデスクワークの例では、ハードディスクは本棚に相当する。
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