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とらりもん - GARMIN 60CSx 大量の座標点を登録する Diff

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2015/09/14 筑波大M2山 {{br}}
2019/09/13 筑波大 秋津朋子 (ソフトの情報が古くなってしまったので,簡単に追記。)

ハンディGPS・GARMIN 60CSxに大量の座標点(ウェイポイント)を登録する方法を解説します。

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ガーミンにウェイポイントを登録しておくと,現在位置からその地点までのナビゲーションをさせることができます(詳しくは [[こちら|GARMIN 60CSx 目的地までのナビゲーション]])。
ガーミンを直接操作してウェイポイントを登録することもできますが(その方法も [[こちら|GARMIN 60CSx 目的地までのナビゲーション]]),登録する点数が多いとかなりの手間です。
ガーミンを購入した際に付属するソフトウェア '''MapSource''' を使うと楽に作業を行うことができます。 {{br}}
注1: MapSourceはWindows用のソフトです。Linuxでは使えません。 {{br}}
注2: MapSourceは対応終了し,'''BaseCampというソフトが後継ソフト'''になります。BaseCampは無料でダウンロードできます。以下,MapSourceをBaseCampと読み替えてください。

ここではGARMIN 60CSxを対象機種としていますが、
MapSourceで扱える機種なら、同じことができると思います(試してはないです)。
(MapSourceの取り扱い説明書より引用)
MapSourceは、すべてのGARMIN GPSに適合しています。ただし、
GPS 100ファミリー製品(GPS 100AVD、GPS 100MRN、GPS 100MIL、
SRVY IIなど)、パネル取付け航空製品は対象外とします。


!前準備

準備するもの
* ガーミン本体
* PC接続用USBケーブル
** USBケーブルはガーミンに付属しています。

準備すること
* WindowsパソコンにMapSourceをインストール。
** インストール用のCDはガーミンに付属しています。
* ガーミンの通信モードを以下のように設定する:
** Main Menuを開く → Setupを選択 → Interfaceを選択 → Serial Data Formatを「GARMIN」にする。
* (必要ならば)ガーミンのウェイポイント表示モードを選ぶ(※詳細下記):
** Findボタンを押す → Waypointsを選択 → Menuボタンを押す → "Find by Name"を選択する。
* MapSourceを立ち上げ,ガーミンとパソコンをUSBケーブルで繋ぎ,ガーミンの電源をONにする。

※ガーミン上でのウェイポイントの表示モードは2種類あります。
* 1. "Find by Name" ... 登録しているウェイポイントがすべて表示されるモード。
* 2. "Find Nearest" ... 登録しているウェイポイントのうち,現在地から100マイル(160kmくらい)圏内にあるものに限り,現在地から近い順に最大50点まで表示されるモード。
表示モードが"Find Nearest"になっている状態で、
現在地から遠いウェイポイントを登録しても表示されないので焦ります。

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以下,MapSource上でウェイポイントを作成する方法と,
CSVファイルにまとめられた座標情報をMapSourceに読み込ませる方法を,それぞれ示します。


!MapSource上でウェイポイントを作成する方法

MapSource上で、緯度・経度を手打ちしてウェイポイントを作成し、ガーミン本体に転送する方法です。

ウェイポイントの作成方法:
* MapSourceのメニューの"Edit"から"New Waypoint"を選択します。
* ウェイポイントの名前を"Name"の欄に入力します。
* 緯度・経度を"Position"の欄に入力します。
** 10進数(「度のみ」での表示)・60進数(「度分」「度分秒」での表示)のどちらでも入力できますが、いずれにしても以下のフォーマットに従う必要があります:
*** 緯度の頭に、北緯なら"N"を、南緯なら"S"を付ける。経度の頭に、東経なら"E"を、西経なら"W"を付ける。
*** 緯度と経度の区切りは半角スペースでなければならない。
*** 60進数で表示する場合は、「度と分」「分と秒」の区切りは半角スペースでなければならない。
*** 良い例)"N36.11195 E140.10154" や "N36 06 43.0 E140 06 05.5" など
** MapSource上での緯度・経度の表示形式は、メニューの"Edit" → "Preferences" → "Position"タブから変更できます。
* その他、標高やメモなどの付帯情報をつけることもできます。

ウェイポイントの転送方法:
* 上で作成したウェイポイントをガーミン本体に転送します。
* MapSourceのメニューの"Transfer"を開き、"Send to Device"を選択します。おそらく自動的に、接続しているガーミンが認識されると思います(もし認識されなかったら、メニューの"Edit"から"Preferences"を選び、"Transfer"タブから直接指定してください)。"Send"ボタンを押せばウェイポイントの情報がガーミンに転送されます。
* 転送に成功すれば,即時に反映されます。ガーミンを再起動させる必要などはありません。(ガーミン上でのウェイポイントの確認方法: FINDボタンを押す → "Waypoints"を選択する)


!CSVファイルにまとめた座標情報をMapSourceに読み込ませる方法

ウェイポイントの情報(緯度・経度、名前が必須項目)が,
あらかじめCSVファイルとしてリストになっているなら,そのリストを流用することができます。
ただし,CSVファイルを直接にMapSourceに読み込ませることはできません。
先に、MapSourceで読み込める形式の1つであるGPX形式に変換します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/GPX より引用:
GPX(ジーピーエックス、GPS eXchange Format)は、GPS装置やGPSソフトウェアなど、
アプリケーション間でGPSのデータをやりとりするためのデータフォーマットである。
GPXは、XML Schemaベースでデザインされており、ウェイポイントや軌跡、ルートなどを記述する。


ここでは、以下のフリーソフトを使って変換します:

https://www.gpsvisualizer.com/convert_input {{br}}
.csvファイルから.gpxや.kmlファイルを簡単に作成することを目的としたソフトウェアというかWeb上でファイル変換できるアプリです。

以下は,これまで使用していたGCPEditerの情報:
* 現在は,サポートされていないようで,インストールできません。
* GPX形式の要件として、緯度と経度の値は,
** 10進数で(つまり「度で」)表現されなければならない。60進数はダメ。
** 東西南北は正負で表現されなければならない。北緯および東経は正の値、南緯および西経は負の値。"N","E","W","S"の頭文字は付けてはダメ。
** この辺に書いてあります: http://www.topografix.com/gpx/1/1/#type_latitudeType
** 上の条件を守っていないCSVファイルでもGCPEditorへのインプット・GPX形式への変換はできますが、MapSourceで読み込む際にエラーになります。

GCPEditerを使って、CSVファイルをGPX形式に変換するまでの手順:
* GCPEditerでCSVファイルを開くと,表計算ソフトのようなスプレットシートで情報が表示されます。
* メニューの"ツール"から"データ列入れ替え"を選んで、各列が何に相当するのかを指定します。
* GPX形式に変換させたい行をスプレットシート上で選択します(すべてを変換させたい場合は全範囲選択)。
* メニューの"ファイル" → "エクスポート" → "指定行GPX出力"
簡単です。

エクスポートされたGPXファイルをMapSourceに読み込ませたあとの,
ガーミンへの転送などの手順は前節と同様です。

{{br}}

Tips: これはどういうシチュエーションで使えるテクニックなのか?

GPSに関係するソフトウェアは、普通、GPX形式をサポートしています。
つまり、最初からそういうソフトでウェイポイントを作っていれば、
GPXファイルをエクスポートし、そのまま(MapSourceに読み込ませて)ガーミンに登録することができます。

そうじゃない場合、つまり「先に座標ありき」なシチュエーションで、上記のテクニックは有効です。
たとえば、ある1点を基準として、南北方向・東西方向それぞれ1km間隔の格子点にウェイポイントを作るときなど。
そういうときには、GUIで1点ずつポチポチ登録していくよりも、先に座標を計算してしまって一気に流し込む方が楽ですしミスもありません。