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とらりもん - パーミッション Diff

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!パーミッション

ファイルやフォルダには、他人に見られたくないとか、誤って書き換えしたくないなど、安全上の対策を施したい場合がある。そのような対策の設定を「パーミッション」と呼ぶ。許可するかしないか?のことである。パーミッションは、ファイルやフォルダに対して、読む・書く・実行するの3種類の行為を、ユーザーごとに制限することである。

各ファイル・フォルダのパーミッションの状態は、ls -lを実行したときに左端に出る、

    -rwxr-xr-x

のような記号に表される。rは読みとり、wは書き込み、xは実行のパーミッションで、該当個所が-になっていればそのパーミッションは消されている(許可しない)状態である。rwxrwxrwxと3回繰り返されているのは、左から順に、所有者に対するパーミッション、グループに対するパーミッション、大衆に対するパーミッションである。

!パーミッションを変更するには

chmodというコマンドを使う。

''課題'' 以下の操作を行い、結果を解釈せよ:

    $ cd
    $ mkdir test
    $ ls -l test
    合計 0
    $ chmod -r test  (読みとりのパーミッションを消す)
    $ ls -l test
    ls: ディレクトリ test を開くことが出来ません: 許可がありません
    $ chmod +r test  (読みとりのパーミッションを与える)  
    $ ls -l test
    合計 0
    $ chmod -w test  (変更パーミッションを消す)
    $ mkdir test/test2
    mkdir: ディレクトリ `test/test2' を作成できません: 許可がありません
    $ chmod +w test  (書き込みのパーミッションを与える)        
    $ mkdir test/test2
    $ ls -l test
    drwxrwxr-x 2 ???? ???? 4096 ??月 ?? ??:?? test2/
    $ chmod -x test
    $ ls -l test

!!!参考になるサイト
*[[アクセス権限|http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070514/270914/]]

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!メモ: ディレクトリ内のすべてのファイルのパーミッションをいっぺんに変えるには
chmodのコマンドに、-Rオプションをつけます。
$ chmod -R 644 /home/takeshi/file