CUIとGUI
Linuxの特徴を理解するには, まずCUIとGUIという概念が必要である。一般的に、計算機を人間が直接操作するとき、そのやりかたには2種類ある:ひとつがCUI, もうひとつがGUIである。
CUI (キャラクタ・ユーザーインターフェース)では、コマンド(命令)をキーボードから打ち込むことで操作する。
それに対して、GUI (グラフィカル・ユーザーインターフェース)では、グラフィックな画面をマウスでぐりぐりして操作する。
おおざっぱに言って、WindowsはGUIがメインであり、LinuxやUnixではCUIがメインである。しかし、LinuxにもGUIはあり、WindowsにもCUIはある。CUIとGUIのそれぞれを、状況に応じてうまく使い分けることが重要である。CUIにはCUIの良さがあり, GUIにはGUIの良さがあるからだ。
CUIはGUIにくらべて、とっつきにくいが、そのかわり自由度が高い。そのため、複雑な操作をシンプルに表現でき、しかも自動化しやすい。そのため、サーバーやスパコンでは、CUIがよく使われるし, パソコンでも科学技術的な処理(シミュレーションや機械学習など)ではCUIがよく使われる。CUIはWindowsよりLinuxやUnixの方がずっと洗練されていて使いやすい。
↑ UNIX (Linux) のCUI
↑ UNIX (Linux) のGUI
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