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機械学習入門: ウォームアップ

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1. Linuxの復習

課題1-1: Linuxのターミナルとシェルを立ち上げよ(CTRL+Alt+t)。プロンプトが表示されたのを確認せよ。

課題1-2: ターミナル(コンソールともいう)とは何か? シェルとは何か? プロンプトとは何か? ちゃんと理解しているかどうか, 自分に聞いてみよ。

課題1-3: 以下のコマンドで現在のカレントディレクトリの絶対パスを確認し, 述べよ(この$はシェルのプロンプトであり, 打つ必要はない)。カレントディレクトリや絶対パスという概念をちゃんと理解しているかどうか, 自分に聞いてみよ。

$ pwd

課題1-4(学情端末利用時のみ): 以下のコマンドを打ち, 表示を確認せよ。これは何をするコマンドで, 表示された情報の意味は何か?

$ quota

課題1-5(学情端末利用時のみ): 君の使っているUSBメモリの容量と, 君がこのシステム(学情の端末)に保存できるデータ容量を比較せよ。

課題1-6(学情端末利用時のみ): このシステム(学情の端末)に保存できるデータ容量は, 申請すれば多少は増やすことができる。どのように申請すればよいか?

2. 機械学習サンプルプログラムの準備

課題2-1: 以下のコマンドで, 作業用ディレクトリ"work_Raspi"を作成し, その中に移動せよ(カレントディレクトリを変更):

$ cd ~
$ mkdir work_Raspi
$ cd work_Raspi
$ pwd

課題2-2: 「RaspberryPiではじめる機械学習」(講談社ブルーバックス)のサンプルプログラムが以下にある: http://bluebacks.kodansha.co.jp/books/9784065020524/appendix/attachments/mlbb-sample.zip これをダウンロードし, さきほど作ったwork_Raspiというディレクトリに入れよ。簡単にやるには,

$ wget http://bluebacks.kodansha.co.jp/books/9784065020524/appendix/attachments/mlbb-sample.zip

である。

ヒント: 個人のLinux環境で, wgetコマンドが無い, と怒られた場合は, $ sudo apt install wget

課題2-3: ダウンロードした上記のファイルを, 以下のコマンドで解凍・展開し, 内容を確認せよ:

$ unzip mlbb-sample.zip
$ ls

その結果, ml-03-01-version.py, ml-04-01-irisbasic.py, ...などのファイルが見えればOK。

ヒント: 個人のLinux環境で, unzipコマンドが無い, と怒られた場合は, $ sudo apt install unzip

課題2-4: なぜわざわざwork_Raspiというディレクトリを作って, その中に移動して作業するのだろうか? 考えて述べよ。

3. Pythonの復習

課題3-1: 以下のコマンドを打ってみよ:

$ python --version
$ python3 --version

ヒント: 個人のLinux環境で, コマンドが無い, と怒られた場合は, $ sudo apt install python python3

注意: ここではpythonとpython3という2つのコマンドのバージョンを確認した。特に前者では, pythonのバージョン2(以後, python2という)が確認されるかもしれない(環境による)。pytho2とpython3は互換性が無い。あるサンプルプログラムがうまく動かない時, それはpython2を想定しているのにユーザーはpython3で動かそうとしていたり, またはその逆だったり, ということがありえる。

なお, python2は「時代遅れ」であり, 既にサポートもされていないので, 今後はほとんどのプログラムはpython3対応になっていくはずである。

課題3-2: サンプルプログラムのひとつ"python ml-03-01-version.py"を, 以下のコマンドで走らせてみよ:

$ python ml-03-01-version.py
$ python3 ml-03-01-version.py

注:「RaspberryPiではじめる機械学習」P75に相当する。

2つのコマンドの結果を比較せよ。

課題3-3: 同じことを, pythonシェルでやってみよう(2行めの"In [1]:"はプロンプトなので打たなくてよい):

$ ipython
In [1]: run ml-03-01-version.py

終わったらCTRL+Dでpythonシェルを抜けること。

$ ipython3
In [1]: run ml-03-01-version.py

終わったらCTRL+Dでpythonシェルを抜けること。

課題3-4: このプログラムの実行結果に出てきた,

  • scikit-learn (サイキットラーン)
  • numpy (ナムパイ)
  • scipy (サイパイ)
  • matplotlib (マットプロットリブ)
  • PIL(Pillow) (ピロウ)
  • keras (ケラス)
  • theano (テアノ)

は, いずれもpythonのモジュール(ライブラリ)である。それぞれのモジュールのウェブサイトを探して, それぞれが何をするためのものかを考えよ。

4. 復帰(再開)のやりかた

ここまでいろいろ打ってきたので, 現在, 君の目の前のパソコンは良いかんじの状態になっている。しかし, この講義が終わって, いったんログアウトして電源OFFしたら, あらためて君がこの状態に復帰し, 再開しようとするときに戸惑うだろう。そこで, その練習をしておこう。

課題4-1. いったん全てのターミナル(シェルの走っている黒い窓)を閉じよ。CTRL+Dを連打すればよい(pythonシェルでもLinuxシェルでも, 脱出はCTRL+Dである)。

課題4-2. パソコンからログアウトし,その後, 以下をやることで状態を復帰せよ:

パソコンにログイン(Linuxだよ!)
CTRL+Alt+Tでターミナルとシェルを立ち上よ。
$ cd work_Raspi
ここまでで状態が復帰した。確認のため, 以下を試そう:
$ python3 ml-03-01-version.py

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