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まず手始めに。(ncdumpを使おう!)

まず、手始めに

L1Bデータの中身を見る方法

衛星データの多くはHDF(Hierarchical Data Format)と呼ばれる特殊な形式で保存されています。HDFは日本語に訳すと階層型データフォーマットとなり、NCSA(National Center for Supercomputing Applications)によって開発された科学的データを保存するためのプラットフォームに依存しないデータ形式です。HDFの中身を見るにはHDF4が必要です。

HDF4をlinuxマシンにインストールする方法

  1. まず HDF にアクセスする。 
  2. 左中段にある[Download HDF4]をクリックし、画面中段にある"HDF 4 Software" の FTP Server Location of HDF Softwareの ftp://ftp.hdfgroup.org/HDF/HDF_Current/ をクリックする。
  3. FTPサーバーに移動するので

[bin]→[linux] と移動し、4.2r3-linux.tar.gz(2008/11/19現在)をクリックし、ダウンロード/保存する。 HDF4はバージョンが変わるので、全く同じようにダウンロードできるとは限りません。 今までの手順を省くには以下のコマンド

$ wget ftp://ftp.hdfgroup.org/HDF/HDF_Current/bin/linux/4.2r3-linux.tar.gz

ダウンロードしたファイルを展開する。

$ tar zxvf 4.2r3-linux.tar.gz

展開したフォルダを好みの名前に変えて、好きなディレクトリに置いておけばOK。ちなみに自分はHDF4というファイル名に変更し、/usr/local においている。 これでインストール終了。

じゃー、L1Bデータの中身を実際に見てみよう!

  1. MODISデータのダウンロードの方法でMODISのL1Bデータをダウンロードする。今回はMYD02SSH.A2008279.0405.005.2008279233221.hdf の中身を見る!
  2. 以下のようにコマンドを打つ
$ /usr/local/HDF4/bin/ncdump MYD02SSH.A2008279.0405.005.2008279233221.hdf | less

そうすると以下のように表示される。

 netcdf MYD02SSH.A2008279.0405.005.2008279233221 {
dimensions:
       2*nscans:MODIS_SWATH_Type_L1B = 406 ;
       1KM_geo_dim:MODIS_SWATH_Type_L1B = 271 ;
       Band_1KM_RefSB:MODIS_SWATH_Type_L1B = 15 ;
       10*nscans:MODIS_SWATH_Type_L1B = 406 ;
       Max_EV_frames:MODIS_SWATH_Type_L1B = 271 ;
       Band_1KM_Emissive:MODIS_SWATH_Type_L1B = 16 ;
       Band_250M:MODIS_SWATH_Type_L1B = 2 ;
       Band_500M:MODIS_SWATH_Type_L1B = 5 ;
       Band_250M = 2 ;
       Band_500M = 5 ;
       Band_1KM_RefSB = 15 ;
       Band_1KM_Emissive = 16 ;
       number of emissive bands = 16 ;
       detectors per 1km band = 10 ;
       number of scans = 203 ;
       number of 250m bands = 2 ;
       detectors per 250m band = 40 ;
       number of 500m bands = 5 ;
       detectors per 500m band = 20 ;
       number of 1km reflective bands = 15 ;
...............

これはヘッダーといって、衛星データを扱うのにとても重要な情報です!

Last modified:2020/03/14 17:33:14
Keyword(s):
References:[C言語でL1Bデータを扱う]