リモートセンシングを用いた植物季節の観測

image

展葉や紅葉など, 植物が見せる四季折々の季節的な変化を植物季節といいます.

地球上の植物季節を知ることができると, 気候変動に対して植物がどのように反応するかを理解することができたり, 植生分布の移り変わりを知ることができたりします. 地球温暖化のような気候変動が懸念されている近年において, こうした植物季節の観測が重要になってきています.

そこで, 地球全土を周期的に調べることのできる衛星リモートセンシングを使って, 植物季節を観測する研究に取り組んでいます.

上の画像は, 人工衛星データから推定した2006年の紅葉日です. 単位は1月1日からの日数です. 過去にさかのぼって解析をできるというのも人工衛星によるリモートセンシングの大きな強みです.