筑波大学生物資源学類 入学前教育のページ
筑波大学生物資源学類 学習支援室
※ これは生物資源学類(以下資源)の入試に合格し, 入学意志のある人の為のプログラムです。
この入学前教育では, 大学生活にスムーズに入るための手助けをします。入学後は授業・サークル・アルバイト・家事などで忙しくなるので, 効率良く学ぶスキルとそれを支える基礎学力が必要です。その養成がこの入学前教育の目的です。具体的な目標は以下の通りです:
※ 推薦入試・前期入試・後期入試のいずれかの入試に合格した人が対象です。
※ 推薦合格者には郵送などで案内を出しますが, 前期・後期合格者は時間がないのでウェブでの告知だけです。
※ 参加は任意ですが, 生物資源学類公認の教育プログラムです。
※ 希望しなければ参加しなくて構いませんし, 参加しても途中でやめてOKです。入学後の成績評価や履修条件には一切影響しません。
※ お問い合わせは, 筑波大学生物資源学類 事務室 029-853-6031 または, 奈佐原顕郎准教授 nasahara.kenlo.gw@u.tsukuba.ac.jp までお願いします。具体的にやることは, 基礎診断テスト・自己診断, 課題(自分で選択), 先輩(チューター)・同級生とのオンライン交流, 教員によるオンラインスクーリングなどです。すべてオンラインで完結するプログラムです。
- 学びのアップデート ... 高校までの勉強と大学での勉強はいろんな面で大きく違います。大学モードの勉強にスイッチします。
- 基礎学力の再構築 ... 「テストで得点するための技術」を「基礎から理解し積み上げた学力」に再構築します。
- 仲間づくり ... 参加者同士の交流の場を設けます。入学前の不安は仲間ができることで消えるでしょう。
ここまで読んで入学前教育を受けてみようと思った人はこちらのページへどうぞ(ユーザー名・パスワードは受験番号です)。
よくある質問
- 推薦勢だけが対象ですか? ... いいえ, 入試種別によらず全員です。推薦合格者から始動しますが, 他の入試の合格者も随時合流してください。
- 他の学類も同様の入学前教育がありますか? ... それはわかりません。少なくともこれは資源だけのプログラムで, 資源合格者のみが対象です。
- 入試で学力を確認したのに, なぜ入学前教育なのですか? ... 入試は高校レベルの学力検査, 入学前教育はそれを大学レベルに接続するプログラムです。
- ならば入学後でよいのでは? ... だから任意参加です。入学後は忙しくなるから前もって準備するとよいですよ, そのためのお手伝いをしますよ, ということです。
- 高校までの勉強は間違いなのですか? ... 間違いでも無駄でもありません。人は発達段階に応じて学び方を変えるのです。高校生に適した学び方と大学生に適した学び方は違うということです。
- アルバイトがあるので勉強できません ... ならばなおさら「効率良く学ぶ技術」が必要でしょう。
- なぜそんなに面倒見が良いのですか? ... 長期的に学生も教員も楽になるからです。学生がしんどいと教員もしんどいのです。
- 任意ではなくみんなやる方がよいのでは? ... これは正規の授業ではなく, 単位も成績もつかないし授業料も発生しないのでそんなに「きっちり」やるのは難しいのです。0年生は合格したとはいえ身分上は3月末まではまだ大学の一員ではないというのも理由です。それに, やるかやらないかを自己決定して頂くことも教育の一部なのです。
参考までに入学前教育のコンセプトを表す4つの図を載せておきます↓入試にはいろんなカテゴリがありますが, どれも大学での学びに必要な資質(学力)を問うています(下の図)。「学力不問」の入試などひとつもありません。ペーパーテストも面接も小論文もそれぞれに長所と短所があるのです。完璧な入試は無いし, 完璧な学生はいません。多様な入試で多様な学生が集まり, 互いに良いところを学び合うのです。 どの入試が上とか下とかは無い
高校でせっかく学んだことも隙間だらけだと忘れて消えていきます。未習分野を焦って詰め込むよりも, 既習分野を基礎から緻密に固め直しましょう。 入学前教育は基礎を積み直す
大学の授業では, 入試レベルの難問を解かせたりはほとんどしません。それより基礎が大事です。ただし基礎は「簡単なこと」ではありません。下の図の赤で囲ったものは全部基礎です。これらを自信を持って説明できますか? 入試の難問を解く力よりも基礎の体系的理解が大事
下の分野が上の分野の基礎になっています。入学前はまず下の分野を固めましょう。意外かもしれませんが, 国語力は理系科目を含めた全ての学びの基礎なのです。 学問の階層構造
(ただし本当はこんなに単純ではなく, 実際には下の分野に基づかない各分野に特有の考え方や法則がありますし, 層を飛ばしてさらに下に基づくような考え方もあります。たとえば生物学には化学にも物理にも数学にも基づかない独自の土台もありますし, 化学だけでなく直接的に物理や数学に基づく土台もあります)。
入学前教育経験者の声
大学のことを知れるのはもちろんの事だが、何よりメンタル面で非常に支えられた。特に推薦で合格したため、自由登校などで学校に行かない期間が多かったからか、あまり人と関わらないでいると、先の不安がつのってくる。しかし、先輩方や同じ学年の人達と交流し、想いや考えを共有することで不安も徐々に減っていった。(2025年度入学)入学前教育を受けた3か月間、自分の固定観念が次々と崩れていくことを常に感じていた。特に、最初の基礎診断力テストが印象深い。簡単そうに見えるのに案外解けない問題もあり、自分はこんなこともわからないのかと衝撃を受けた。高校でも基礎が大事だと言われ、土台作りをしてきたつもりだったが、物理分野や数学の定義の理解が曖昧であることを目の当たりにし、今までの勉強法では不十分だと気が付いた。この気づきがあったからこそ、その後の課題に真摯に取り組めたと思う。(2025年度入学)
入学前教育を通して、特に学びに対する姿勢が大きく変わったと思う。以前までの勉強は、点数をいかにとれるかを考えており定義を理解せず基礎をおろそかにしていた。しかし、この期間で自ら勉強の計画や目標を立てて納得できるまで突き詰めて学習ができたのが楽しかった。高校に入ってから嫌いで苦手だと決めつけていた物理と数学は、本を読んだり詳細に書いてあるテキストで定義から学び直したりしたことで今まで表面上しか理解していなかった部分が分かり、初めて面白い学問だと感じられた。(2025年度入学)
今後入ってくる後輩も私と同じように感じる子がいて、絶対に良い学びになるはずであるため、これからも入学前教育を続けてほしい。(2025年度入学)
0年生交流会を通して自分の趣味が同じ仲間、共通点を持つ仲間など様々な人と仲良くなれて良かった。特に0年生と入りたいサークルなどの話を通して自分の入りたいサークルをいくつか見つけることができた。(2025年度入学)
特に良かったのは毎週のレポート課題だ。レポートで自分が学んだことを言語化することで理解したこととそうでないことが明確になり、言語化の重要性を実感することができた。(2025年度入学)
勉強というものは「やればいい」ものではないことを学んだ。今までは教科書のこの部分を読めばいい、問題を解けばいい、と考え過ごしてきていたが、この入学前教育を受けて、ただやるだけではなく自分で説明ができるくらい深く理解することがなにより重要であるということに気が付いた。(2025年度入学)
推薦入試で合格をいただいてから、チューターの先輩方には本当に助けていただきました。0年生ともたくさん関わることができ、安心して入学することができます。また、筑波大学に合格したという実感も湧き、4月からの筑波大生としての生活がますます楽しくなるような内容でした。私も来年チューターとして、恩返しのつもりでこの入学前教育に関わりたいと思いました。(2025年度入学)
スクーリングを通して、大学での学びのイメージがつき、入学前に学びのアップデートをする必要性が分かった。先生方や先輩方の「勉強は人と比べてするものではない」というお言葉も心に刺さった。大学では、自分の好きな勉強や必要な勉強を、心から楽しんでいきたいし、そういった生物資源学類全体の雰囲気をとても好きになった。また、スクーリングを通して、大学進学の意義も明確になった。(2024年度入学)
入学前教育の中でも、毎週の進捗報告や、これもふくめて様々なレポートを提出するというプログラムが良かったと思います。自分の文章力を鍛えることができるのはもちろんのこと、先輩や先生方のコメントや、他の人のレポートを読むことによって、自分に足りない能力や、さらなる知識を知ることができました。(2024年度入学)
自分の受験慣れの深刻さを改めて自覚させられました。テストで点数を取るための付け焼き刃的理解をすることしかできていませんでした。(2024年度入学)
この入学前教育は高校のときの課題のような強制力はなく、自主性を重んじるものだったので自分のペースで学びを進められた。そのおかげで気になったことに対して納得がいくまで追究することができた。(2024年度入学)
他の人のレポートを読んだ時や交流会で先輩方や0年生と会話した時に、伝え方が上手な人や会話しやすい人が多いことに気づいた。特に先輩方は、明るく接してくれる方が多かったと思う。(2024年度入学)
「バイオテクノロジーの教科書 上 基礎・食品・環境」を読んで、普段の生活を陰ながら支えている様々な研究の一部を知り、今の私には想像もつかない難しそうな研究だと感じた。しかし、よく読むと今までに習ったようなことも書かれていて、高校までに習ったことは基礎で、これからは徐々に応用を覚え、それがそのような研究につながっていくのだろうと気づいた。(2024年度入学)
何よりもただただこの入学前教育というものが楽しかった。今までの自分の学習観のようなものが次々と壊されていき、学びがアップデートされ、真の学習とは何かを実感できる内容ばかりだったからだ。(2023年度入学)
もし、この入学前教育に参加していなかったら、付け焼刃の暗記に頼ることや他人と自分を比べて揺さぶられることが続いていたと思う。約三か月間、大学に向けて有意義な時間を過ごすことができて良かった。(2023年度入学)
今までは学力は主にペーパーテストで測るものだという認識がやはりどこかにあった。ペーパーテストが全てではないと分かっていながらも、点数が高ければ学力が高いと考えてしまっていた。しかし入学前教育を受けてからは、本当にその考えが無くなった。(2022年度入学)
今まではタスクというものが常に与えられ続けている環境だったにもかかわらず、急にタスクがゼロになるといった状況にもはじめは混乱した。しかし、この期間、自身で勉強を進めるにつれて、「すべきこと」や「やってみたいこと」を自分の中で認識し計画、行動するということが本来いかに重要であるかということを身をもって実感させられた。(2022年度入学)
この入学前教育の話を、別の大学に入学予定の友人にすると、みんな口をそろえて「いいなあー」と言います。推薦入試受験者は、一般入試の人に比べて劣ってしまうのではないかと思っている人が多いですが、この入学前教育を受けることが出来、考え方が変わりました。(2022年度入学)
二か月前までは、大学生活についての不安や勉強の不安、友達ができるかの不安に苛まれて悪夢ばかり見ていました。漠然と「筑波大学生命環境学群生物資源学類 合格」が私にとって重い期待だったからだと思います。「入学前教育」は私のそんな不安を取り除くものでした。私と同じようにどこかに不安を抱いた0年生と温かく見守ってくださるチューターの先輩方、「筑波大学」について知ってもらおうとサポートしてくださる先生方のおかげです。今では不安は期待に代わり、重い期待も軽々背負ってしまいそうなくらいに胸がいっぱいです。生物資源学類を志望して本当に良かったです。(2022年度入学)